インターネットを通じてご依頼いただきました。
エルメスのループピアスのポストが太くて耳に入らなくて困っているとのこと。

ピアスポストが太いため耳に入らない、もしくは痛くて身に着けていられないというご相談はとても多く、特に海外のブンドピアスで多く見られます。

国内で主に使用されているピアスのポストの太さは、約0.7ミリ~0.75ミリ程度がスタンダードですが、海外製品は約0.9ミリ~1ミリ以上というものもあります。
たった0.2ミリあまりなのですが、人の体は極めてデリケートなので、この差により痛みを伴ってしまうようです。

これを解消する方法は主に2通りで、既存のポストを物理的に細く削ってしまう方法とまるっきり新しいものに変更してしまう方法です。

前者は留め金具が特徴的な場合にこの方法で施工し、後者は交換しても差し支えない場合などに取り入れます。

今回のピアスがこちら。全体的に特徴的なデザインのピアスでした。
素材はSV925で、ポストの太さはやはり0.9ミリほどありました。
今回は国内産の新しいSV925のポスト(直径0.7ミリ程度)をとりつけます。

施工後の画像がこちら。
元のポストと比べると太さの違いがお分かり頂けると思います。

仕上げのメッキがかかっているようだったので、ピンスポットで溶接できるレーザー溶接機で施工しました。
これなら万が一にもメッキが落ちてしまうことはありません。
これで痛みを気にすることなく身に着けてお出かけできることと思います。

※留め金具(キャッチ)も一緒に交換してあげることを忘れてはいけません。
既存のモノは使えなくなることが多いのでご注意ください。

金額です
ピアスポストレーザー溶接2個・10,000円(シルバー金具含む)
※金額は一律ではありません、諸条件により変動いたします。
※別途消費税

※河原宝飾ではブランド品の修理も承りますが、修理後はブランド正規品としてのサポート等が受けられなくなる可能性もあるようですので、予めご了承ください。

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