Before

After


藤沢市からのご来店です。 ヒスイ、プラチナ枠ともお客様からのお持込になります。
作業内容ですが、まず四本の爪を外側に開いてヒスイが石座にすっぽり収まるかを見ます。
今回の場合、石が大きかったために爪の内側に当たってヒスイが傾いて石座に収まりません。
このような際は通常、
①石座に収まるように石が当たっている爪の内側を削る。
②石座の内側をタガネで叩いて外に広げる。
③ ①と②の両方
という、方法があります。
今回は①のみでした。
石が収まったら石座の内側を一周削ってかどを取りさらに沈めます。
そうすると石を留めた際に接地面が増えるのでしっかり固定されます。
次に石のカーブに合うように爪の内側の先端から石座付近までをアール型に削り、内側の処理は終わりです。
続いては爪の外側の処理です。ちなみに今回のように真ん中に石が留まっていない状態の枠を空枠といいます。
空枠はある程度の高さのある石でも収まるように爪は長めに、削って色々な形にできるように四角柱や円柱状をしているものが一般的です。
これをヤスリ→研磨ゴム(荒目)→研磨ゴム(細目)の順番にかけて先端が尖った形にします。
爪の形ができたら石に沿うようにタガネ(鉄の棒)とオタフク鎚(小さい金鎚)で爪を倒していきます。
先端が浮いていると服に引っかかることがあるので最後はルーペでしっかり確認します。
石が留まったらタガネで叩いたところの傷を取って研磨剤のついたフェルトや紙で磨き完成です。

金額です。
・ヒスイ 4本爪 石留め¥12,000
※別途消費税がかかります。

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※修理リフォーム料金は、昨今の物価高、地金相場の上昇、人件費の上昇等で過去記事の料金とは変わることがありますので、ご了承ください。
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