横浜店にご来店いただきました。

デザインが特徴的な U の字とでもいいましょうか、そのような形のリングでトップ部分は開閉もします。
形が特徴的で正確な号数は分かりませんが、およそ15号相当でした、これを13号相当にまで縮めます。
真鍮製リングということもあり、これを今回は樹脂を使って幅を狭めていきますが

これが元の形で、トップの黒い部分が開閉する仕組みになっています。
このリングの下部に樹脂を盛って内径を狭めていきます。
一気に盛ると流れてしまったり、硬化不良を起こすので、少し盛っては固め、少し盛っては固め・・・
を繰り返して程よいところまで来たら13号のリングゲージを使い自分の指に嵌め感覚を刷り込み、
調整したリングと比べる・・・
というこの作業を、おおよそ同じ感覚になるまで繰り返していきます。


その作業を数回繰り返してここまで盛りました。
指が通る箇所が四角形のようになっていますが、これでおよそ13号相当です。
樹脂の利点としては固まるのが早く、盛りすぎたとしてもすぐ削れるとこです。
納品の際はトップ部を開閉して指の根元に身に着けていました、これなら関節の通過も気にすることないので
ちょっと目から鱗でした。

金額です

樹脂によるサイズ縮め 3000円
※税等別途
※金額は一律ではなく、リングの条件などにより変動いたします。

ここ数年、巷ではレアメタルで作られたリングや、技術の進歩によってどんどんシェアを伸ばしている
ステンレス・チタンなど溶接ができない素材のリングが溢れています、それぞれの特徴を生かした色味の多色性や
思いのほか安いので、いくつも買うことができるなど、購入理由はそれぞれあると思いますが、これに伴いそれらリングのサイズ調整のお問い合わせも増えつつあります。
ステンレスや真鍮は溶接ができますので、条件次第で溶接で施工することもありますが、チタンや鉛など
溶接ができないものがあることもまた事実です。(設備の都合上という側面もありますが・・・)
できないものをほっとかず、なんとかニーズにお応えしようと検討・テストを繰り返していましたが、ようやく作業性や
仕上がりに満足いくものを仕入れることができるようになったので、今回の施工に至りました。
これによりリングの材質を問わず施工できることになります、これまでチタンやその他材質のリングで
お店に断られたという方一度河原宝飾にご連絡ください、もしかしたらリングの悩みが解決するかもしれません。
このような方におススメ
・チタンやレアメタルなど金・銀・プラチナ以外の非貴金属で作られたもの
・表面のデザインが連続してて(気に入ってて)それを途切れさせたくない
・結婚指輪で縁起的な意味も込めて切りたくない
・七宝や樹脂による装飾が施されていて他店で断られた
など、これらが理由で断られてしまった方、お問い合わせの最初に河原宝飾へご相談ください
一気に解決して、以降の手間が省けるかもしれませんよ!

※こちらの事例と似た修理リフォームのお問合せの際には、【投稿日】と【タイトル】をスタッフまでお知らせください( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
※修理リフォーム料金は、昨今の地金相場の上昇で過去記事の料金とは変わることがありますので、ご了承ください。