ペリドット(英:Peridot)は若草色~黄緑色をした宝石で、鉱物名をオリビン(オリーブに似た色をしているため)と言います。和名ではカンラン石と呼ばれています。8月の誕生石であり、石言葉は「幸せ・夫婦愛」などです。
ペリドットの歴史は非常に古く、3000年以上前から装飾用に用いられていました。当時は主に紅海に浮かぶセントジョーンズ島から産出したものが用いられており、エジプトでは太陽神ラーの力を持つ宝石とされ、身の安全を守る宝石とされて大切にされていました。
なお、エジプト女王のクレオパトラはエメラルドを愛したことで有名ですが、そのクレオパトラのエメラルドの何割かは、実はこのセントジョーンズ産のペリドットであったといわれています。
また、ペリドットは古代ヨーロッパにも持ち込まれていました。特にローマにおいては、複屈折性によりわずかな光でも昼間と同様の輝きを放つことから「イブニング・エメラルド」と呼ばれ、貴族たちの間では夜会に用いる宝石として人気を博してきました。また、この性質により、インクルージョンやファセットエッジ等がブレて見える「ダブリング」という現象を観察することができます。
現在の主な産地はケニア、パキスタン、中国、タンザニア、南アフリカ、アメリカなどです。アメリカにおいては、かつてハワイでよく採れ、ハワイのお土産として人気がありましたが、現在は少なくなっており、ハワイで売られているものの大半はアリゾナ産であるようです。
ちなみに、ペリドットは鉄隕石のなかにも存在することが知られています。これは発見者の名前を取りパラサイトと呼ばれているもので、きわめて稀な宝石です。また、火星に存在することも確認されており、地球外で発見された初めての宝石となっています。
当社では、各種ペリドットのルース、ジュエリー共に取り揃えております。商品は弊社御徒町店にございますが、他支店へのお取り寄せも承ります。気になる一石がございましたら、お気軽に各店スタッフまでお問い合わせください。
また、お買い上げいただいたルースを使用した、ジュエリーのセミオーダー/フルオーダーも承っております。ご希望に合わせ、様々なご提案をさせていただきますので、ぜひご相談ください。
※ペリドットは、硬度が高くないため、リフォーム依頼を承る際には、ガードルやファセットエッジなどが欠ける可能性があります。
※ペリドットは、メッキ加工ができません。従いまして、土台となる地金もホワイトゴールドでのリフォームは承れません。
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