

■大井町店にて「ジュエリーCAD」を使って
記念日と名前入りのペアリング(マリッジリング)を作りました。
サンプルなので実際はシルバーに金メッキですが
作業内容は金で作った場合で書いています。
今回は
「今年のいい夫婦の日に結婚した太郎さんと花子さんの場合」を想定して
文字は「2015.11.22 TARO&HANAKO」、
指輪を真ん中で分けることで
パッと見ると模様にしか見えないデザインになっています。
上下に重ねると文字が読めます。
二人にしかわからないこのメッセージは
結婚指輪などでよく見る内側に入れるレーザー刻印を
模様として外側に入れてみました。
また以前のサンプルで文字が膨らんだデザインを作ったので
今回は文字部分がへこんだデザインにしてあります。
以前作ったリングはこちら
作り方ですがジュエリーCADの
テキスト機能を使います。
写真のような書体を選んで文字を入力すると
画面上に文字ブロックが現れます。
書体は「ARIAL」というベーシックな書体を選びましたが
数十種類の書体と絵文字を選ぶことができます。
この文字ブロックをリングのアールに沿わせて曲げていきます。
ご希望の場合はオリジナルで模様を作ることができます。
(大きさに制限はあります。)
リングに文字ブロックを添わせたら
「ブール演算」という機能を使って
リングと文字の重なった部分を消すと文字の凹みができます。
文字を丸めたリングは
メンズとレディースの違いが分かりやすいように
4㎜と2㎜になるように
画面上で2つに分けます。
間に1mmの細いリングを挟んで
再度上下をくっつけて完成です。
この細いリングは
あとで2つにカットする時の溝(ガイドライン)になります。
ちなみに2つのリングを1つのデータとすることで
樹脂原型代とゴム型代は1つ分で済むので節約になります。
造形代は積層する時間(造形物の大きさ)で金額が変わります。
今回は幅広なので積層時間がかかる分高くなりますが、
リング2本を造形するよりは安く作ることができます。
造形された樹脂原型(灰色)のゴム型をとり
WAXパターン(青色)を作って
地金で鋳造します。
鋳造から上がってきた指輪の1mmの溝に
糸鋸を入れて2つに切り分けます。
メンズはリング下でサイズ伸ばし、
レディースはリング上にダイヤを埋め込むために
あえて日付と名前の間にはスペースを開けました。
あとは仕上げをしたら完成です。
この指輪は大井町店で展示してあります。
■制作方法:フルオーダー(3D CADで原型を作る方法)
■金額です。
デザイン、地金タイプ(プラチナ、ホワイトゴールド、イエローゴールド)含めて、問い合わせ、相談ください。