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CAD RAILE RING 02
大井町店にて
お持込みの指輪に付いている12ピースのダイヤモンドを使って
K18のレール留めハーフエタニティリングを作りました。
左右対称で均等にダイヤモンドを配置するデザインなので
手で作るよりも正確な「CAD」を使って原型を作りました。
残った大粒のパールはオリジナル枠と合わせて指輪にしました。
今回はCADを使ったフルオーダーの流れをご説明します。

CAD SAMPLE
1、「CAD」を使って指輪のデータを作ります。

CAD(Computer-aided designの略)とはパソコン上で設計をする事で
元々は建築などの分野で使われていました。
人間の手では難しい複雑なデザインを作ることができるので
20年程前からジュエリー業界でも使われるようになり、
近年では海外の一流ブランドや国内の大手ブランドでも
原型製作方法の一つとして取り入れられています。

CAD RAILE RING 06CAD RAILE RING 05
2、出来上がりイメージのデータを見ていただきます。

完成したデータは4面図で表示してメールでお送りします。
左のようなレントゲン風に指輪が透けて、寸法が分かりやすい状態だけでなく
右のような実際の出来上がりイメージも表示することができます。
また、紙に描くデザイン画と違い、
ご来店頂ければパソコン上で360°好きな角度から見る事ができます。
デザインがOKならこの完成図ができるように
研磨で減る事を考慮して厚みを持たせた原型データを製作します。

CAD ALPFABET RING 04
3、原型データを樹脂で造形します。

原型データを樹脂造形機、いわゆる「3Dプリンター」で造形します。
従来は指輪を手で作ると、原型製作にかかる時間と技術料等は
加工賃として反映されるために原型代は高額になりがちでした。
しかし、3Dプリンターの登場で大幅に安く作れるようになりました。

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4、樹脂原型のゴム型を取り、WAXパターンを作ります。

出来上がった樹脂原型(灰色)のゴム型を取ります。
今度はゴム型の樹脂原型を外した隙間にWAX(青色)と呼ばれる
鋳造の時に溶けやすいロウソク状の液体を流し込んで固めます。
樹脂原型と同じ形に固まったWAXは鋳造という工程を経て貴金属になります。

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5、鋳造から指輪があがってきます。

鋳造上がりの指輪は鋳肌と呼ばれる凸凹状なので仕上げる必要があります。
お預かりした指輪からパールと石を外して留める準備もします。
石を外した指輪は貴金属なので下取りしました。

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6、サイズ出し

真円と指定のサイズが出るように
指輪を芯金に入れて
木槌で叩きます。

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7、石留め

石の両側の壁を上から叩いて
地金をかしめて石を固定します。
金種と石目の刻印も打ちます。

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8、ヤスリがけ

鋳造のときの湯道や
石留めでつぶれた地金の壁や
リング全体の凸凹を成形します。

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9、仕上げ

特殊な研磨材と研磨機を使って磨いて、
超音波洗浄機で洗って乾燥させます。

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10、完成です。

石緩みや研磨材が残っていないか検品をして完成です。

制作方法:フルオーダー(3D CADで原型を作る方法)

金額です。
☆データ製作 ¥10000
☆ゴム型   ¥15000
☆樹脂原型造形代 ¥10000
☆鋳造・仕上げ代 ¥20000
☆石留め  ¥12000
☆K18地金  ¥19000
☆爪留めからレール留め・寸法変更のための追加地金  ¥10000

合計96000(税別)